2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[20p-W521-1~16] 12.4 有機EL・トランジスタ

2016年3月20日(日) 13:45 〜 18:15 W521 (西5号館)

梶井 博武(阪大)、深川 弘彦(NHK技研)、村田 英幸(北陸先端大)

14:45 〜 15:00

[20p-W521-5] 極低温励起状態挙動による蒸着膜とスピンコート膜の膜質評価

硯里 善幸1、立花 宏2、井上 晴夫2 (1.山形大学有機イノベ、2.首都大院都市環境)

キーワード:有機EL、膜質、リン光

今回、我々は極低温の励起状態挙動に着目し、弱い分子間相互作用の評価を行うことを目的とした。電子輸送材料B3PyMPMを用い、極低温におけるリン光スペクトルを高感度マルチチャンネル分光器にて測定した結果、スピンコート膜は蒸着膜に比較して発光極大波長が4nm短波長シフトした。これはスピンコート膜における分子間相互作用が小さいことを示しており、Electron only deviceから見積もった電子輸送能とも良い一致を示している。