2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[20p-W833-1~18] 11.1 基礎物性

2016年3月20日(日) 13:15 〜 18:15 W833 (西8号館)

尾崎 壽紀(関西学院大)、山本 文子(芝浦工大)、長尾 雅則(山梨大)

13:15 〜 13:30

[20p-W833-1] 金属ダイヤモンドを電極とした新しいDACによる30 GPaへの到達

松本 凌1,2、笹間 陽介1,2、藤岡 正弥1,3、入舩 徹男4、田中 将嗣1、山口 尚秀1,2、竹屋 浩幸1、高野 義彦1,2 (1.物材機構、2.筑波大学、3.北海道大学、4.愛媛大学)

キーワード:高圧、ダイヤモンド、超伝導

最近、DACを用いた圧力下抵抗測定により硫化水素の200K超伝導転移が報告された。DACは超伝導探索において強力であるが、微小な試料空間から電極を引き出す必要があり実験の難易度が高い。そこで我々は、ダイヤモンドがホウ素の注入により導電性を示すことに着目した。導電性ダイヤモンドは高圧下でも変形せず、選択成長法によって微細加工できる。本講演では、ダイヤモンド電極を用いたDACを開発し圧力実験を行った結果を報告する。