2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[20p-W834-1~12] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2016年3月20日(日) 13:45 〜 17:00 W834 (西8号館)

明連 広昭(埼玉大)

15:30 〜 15:45

[20p-W834-7] カレントリサイクル技術を用いた単一磁束量子時間測定回路の低電流化

佐野 京佑1,2、下田 知毅1、阿部 裕1、山梨 裕希1、吉川 信行1 (1.横浜国大工、2.学振特別研究員)

キーワード:超伝導、単一磁束量子回路

単一磁束量子(SFQ)回路の動作には一定のバイアス電流の供給が必要であり、この供給電流量は回路規模に比例し増大する。供給電流の増大に伴い冷凍機内の温度が上昇し、SFQ回路の安定動作が困難となる。今回、供給電流を回路内で再利用し外部からの総供給電流量を低減する技術を用いて、実証済みのSFQ回路の低電流化を図った。本技術を用いることで、三千接合程度のジョセフソン接合からなるSFQ回路の電流量を26%低減することに成功した。