09:30 〜 11:30
[21a-P2-45] 温泉水を用いた214Pbの半減期の教材化
キーワード:温泉水、半減期、γ線スペクトル
温泉水は身近な放射線源である.三朝の温泉水は222Rnを多く含み,壊変して214Pbと214Biを生じる.ガイガーカウンターを用いたβ線による元素の減衰では,半減期の測定には214Pbと214Biを化学的処理で分離する必要があった.本研究では222Rn を活性炭に吸着させ,放射平衡後に加熱して残った214Pbと214Bi のγ線スペクトルを,3inchのNaI高感度シンチレータを用いて10分おきに測定し,減衰するピークの強度比より半減期を求めた。