2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[21a-P2-1~52] 1.2 教育

2016年3月21日(月) 09:30 〜 11:30 P2 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[21a-P2-45] 温泉水を用いた214Pbの半減期の教材化

足利 裕人1 (1.公立鳥取環境大)

キーワード:温泉水、半減期、γ線スペクトル

温泉水は身近な放射線源である.三朝の温泉水は222Rnを多く含み,壊変して214Pbと214Biを生じる.ガイガーカウンターを用いたβ線による元素の減衰では,半減期の測定には214Pbと214Biを化学的処理で分離する必要があった.本研究では222Rn を活性炭に吸着させ,放射平衡後に加熱して残った214Pbと214Bi のγ線スペクトルを,3inchのNaI高感度シンチレータを用いて10分おきに測定し,減衰するピークの強度比より半減期を求めた。