2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 テラヘルツ全般

[21a-P6-1~17] 3.9 テラヘルツ全般

2016年3月21日(月) 09:30 〜 11:30 P6 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[21a-P6-13] 低損失厚膜アンテナ電極による共鳴トンネルダイオードテラヘルツ発振器の周波数向上

〇(M2)前川 猛1、金谷 英敏1、鈴木 左文2、浅田 雅洋1 (1.東工大 総理工、2.東工大 理工)

キーワード:テラヘルツ、共鳴トンネルダイオード

共鳴トンネルダイオード(RTD)は1THzを超える発振が報告され、室温テラヘルツ光源として有望である。我々は、電子の遅延時間を削減したRTDを用いて、スロットアンテナとRTDを繋ぐエアブリッジ部分の抵抗を削減することで1.92 THzの発振を達成した。今回、我々はスロットアンテナの周囲の電極を厚膜化することでアンテナのインダクタンスおよび導体損失低減を行い、およそ150 GHzの周波数向上を得たので報告する。