2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[21a-S011-1~12] 17.2 グラフェン

2016年3月21日(月) 09:00 〜 12:15 S011 (南講義棟)

影島 愽之(島根大)

11:00 〜 11:15

[21a-S011-8] グラフェン触媒を援用した水中でのGe表面エッチングの基礎検討

〇(M2)森 大地1、中出 和希1、佐藤 慎祐1、川合 健太郎1、森田 瑞穂1、有馬 健太1 (1.阪大院工)

キーワード:グラフェン、エッチング、半導体表面

我々は, Ge表面にグラフェンフレークを堆積させて, O2飽和水中に浸漬させると, フレークの存在する場所で選択的にGe表面がエッチングされることを見出した。これは, 水中に溶存しているO2ガスを介して, グラフェンフレークと接触したGe表面が選択的に酸化し, 同時に酸化物(GeO2)が水中に溶解したためであると予想される。この結果は, グラフェン触媒を援用した半導体表面の新たな加工プロセスに繋がると期待される。