2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[21a-S322-1~13] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2016年3月21日(月) 09:00 〜 12:30 S322 (南3号館)

佐藤 正志(東海大)、原 一広(九大)

11:15 〜 11:30

[21a-S322-9] 冷却過程の異なるナノポーラスカーボンの水素吸蔵特性

菅間 由紀乃1、朱 傑1、石橋 佳国1、津田 欣典1,2、小松 啓志1、齋藤 秀俊1 (1.長岡技術科学大学、2.ヒューズ・テクノネット)

キーワード:ナノポーラスカーボン、炭素材料、水素吸蔵特性

アルカリ賦活法は温度域によって支配的な反応が異なるため、賦活プロセスの違いでナノポーラスカーボン(NPC)の細孔構造が変化する。本研究では冷却過程の異なるNPCを合成し、水素吸蔵特性評価を行った。自然冷却法と急速冷却法で合成した試料の水素吸蔵量は5.5と7.2wt.%であり、冷却速度を速くすることで細孔構造が変化し、水素吸蔵量が増加したと考えられる。この様に、アルカリ賦活プロセス中の冷却過程はNPCの水素吸蔵特性に影響を及ぼす。