[21a-W331-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

[21a-W331-7] マイクロ血球分離フィルタに関する研究

〇加藤 拓真¹ (1.阪工大)

キーワード：医用工学

マイクロ血液分析デバイスに用いる血球分離フィルタを, MEMS技術を用いて流路内にマイクロ構造物を迷路構造に配置することにより作製し, 血漿成分抽出の原理実証を試みてきた. その結果, 全血から血球成分を捕捉し血漿成分を抽出することのできる血球分離フィルタを実証した. しかしこの血球分離フィルタを実用に供するにはより大きな面積に構造物を作製する必要がある. より大きな面積内での全血の流れおよび血球分離性能を把握するため, 大きな面積を想定しその1辺の長さに相当する流路内にマイクロ構造物を配置し, 流路を通過する血液の血球分離状態を観察することを試みた.