2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21a-W621-1~12] 8.6 プラズマライフサイエンス

2016年3月21日(月) 09:00 〜 12:15 W621 (西6号館)

平田 孝道(都市大)

09:30 〜 09:45

[21a-W621-3] 誘電体バリア放電方式液中マイクロプラズマによる2,6-ジブロモフェノール水溶液の分解

〇(B)小島 信一郎1、平山 けい子1、秋津 哲也1 (1.山梨大工)

キーワード:プラズマ分解、大気圧プラズマ、液中プラズマ

難燃性プラスチックに含まれているTBBPA(TetrabromobisphenolA)は,廃棄処理過程にて,河川・地下水等の環境中に放出される可能性が高い。TBBPAは生物分解により内分泌攪乱化学物質である2,6-DBP(2,6-dibromophenol)が生じる。本研究では,作動ガスの異なる誘電体バリア放電方式液中プラズマによる2,6-DBPの分解性について考察した。結果として2,6-DBPの分解には活性酸素とO3の生成を伴う条件下で分解性が高く,特に作動気体にO2を用いた場合では2,6-DBPに含まれる有機炭素は無機化した。