[21p-H135-1~11] 社会実装を見据えたテラヘルツ新技術の展開

[21p-H135-3] テラヘルツ量子カスケードレーザの進展と今後の展望

〇平山 秀樹^1,2、寺嶋 亘^1,2、林 宗澤¹ (1.RAP、2.理研)

キーワード：量子カスケードレーザー、サブバンド間遷移、窒化物半導体

テラヘルツ量子カスケードレーザ(THz-QCL)は小型、高出力、狭線幅、連続動作可能なテラヘルツ光源として今後の実用化が期待されている。本研究ではGaAs系QCLに間接注入機構を導入することにより、低周波数領域での高温動作を実現した。また、これまで未開拓周波数であった5～12 THzのQCL実現を目指し窒化物半導体QCLの研究を行い、新たな量子構造の導入により世界初のGaN系QCLの発振に成功した。