2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[21p-H137-1~22] 7.2 電子ビーム応用

2016年3月21日(月) 13:15 〜 19:00 H137 (本館)

根尾 陽一郎(静岡大)、中原 仁(名大)、後藤 康仁(京大)

18:45 〜 19:00

[21p-H137-22] 第一原理計算を用いた転写モールド法エミッタ用導電性セラミック材料の電子状態(Ⅴ)

〇(M1)伊藤 允人1、中本 正幸1、文 宗鉉1 (1.静岡大院工)

キーワード:Field Emitter Arrays、エミッタ材料、導電性セラミック

我々は、Field Emitter Arrays(FEAs)を用いた過酷な環境でも耐えられる宇宙用デバイス​を実現するため、中本研独自の第一原理計算を用いてCr3Si 結晶構造に格子欠陥を生じさせ、更に酸素O を導入することでCr3Si・SiO2 の結晶構造を仮定し(100)において電子状態を調べ、仕事関数が低下したことを報告した。Oの導入する位置によって格子歪が変わる可能性があるので、Oの導入する位置についても考慮する必要がある。そこで本研究では、第一原理計算を用いてCr3Siに導入するOの位置を変えることによる仕事関数の変化を調べ、Cr3Si・SiO2の仕事関数が低下するメカニズムの解明の手がかりを得る。