2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.6 超高速・高強度レーザー

[21p-S622-1~20] 3.6 超高速・高強度レーザー

2016年3月21日(月) 13:45 〜 19:15 S622 (南6号館)

吉富 大(産総研)、鍋川 康夫(理研)、森田 隆二(北大)

15:00 〜 15:15

[21p-S622-6] 半導体電子系ペタヘルツ応答検出に向けた単一アト秒量子干渉法の提案

小栗 克弥1、増子 拓紀1、山口 量彦1,2、須田 亮2、後藤 秀樹1 (1.NTT物性基礎研、2.東京理科大理工)

キーワード:アト秒物理、ペタヘルツ、超高速吸収分光法

光波をサブペタヘルツ(PHz)の周波数を有する超高周波電界として自在に操ることにより、PHzレベルで動作する超高速デバイスの実現は、アト秒光技術の次のフロンティアである。そのためには、光波で誘起された固体電子系のPHzレベルの応答をアト秒時間分解で計測するスキームの確立が必須である。本講演では、単一アト秒パルスを用いた時間分解吸収分光法により、光電界によって引き起こされる半導体電子系の価電子帯-伝導帯間の分極応答を実時間計測するスキームを提案する。