[21p-W351-1~16] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

△ [21p-W351-11] 有機強誘電体の分極を利用したカーボンナノチューブのゼーベック係数制御

〇堀家 匠平¹、小柴 康子¹、三崎 雅裕¹、斎藤 毅²、石田 謙司¹ (1.神戸大院工、2.産総研)

キーワード：カーボンナノチューブ、強誘電体、熱電変換

軽量、低環境負荷な熱電材料として単層カーボンナノチューブ(SWCNT)に注目した。熱電デバイスは高出力を得るためp,n型双方の半導体材料が必要であるが、SWCNTは通常p型の伝導特性を示すため、p,n特性の作り分けが必須である。今回、SWCNTに対して有機強誘電体の分極電場を作用させることで、SWCNTへのホールまたは電子の選択的なキャリア蓄積とゼーベック係数極性制御を実現したので報告する。