[21p-W531-1~8] 有機薄膜太陽電池の現状と今後の展望

[21p-W531-6] 有機CT結晶を用いる高電圧有機太陽電池への挑戦

〇吉田 司¹、中山 健一¹、増原 陽人¹、松井 淳¹、儘田 正史¹、ホワイト マシュー²、スタッドラー フィリップ³、シャーバー マーカス³、ユムサック チデム³、サリチフチ ニヤジ³ (1.山形大院理工、2.バーモント大、3.リンツ大)

キーワード：有機太陽電池、CT錯体

異種材料間のエネルギーオフセットを利用した電荷分離により、電荷取出しを容易にする一方で過大な電圧損失が不可避となるバルクヘテロ接合型と決別し、分子内及び分子間CT光吸収を示す有機材料群に注目し、それを単一光吸収層として用いた有機太陽電池の研究に取り組んだ。電圧ロス低減の一方、CT性の高い化合物では励起子束縛エネルギーが低減され、自由キャリアの生成と電流取出しが可能となることが見出された。