11:30 〜 12:00
[22a-H101-6] Circuit-QEDとスピン:量子メモリから超高感度磁気共鳴まで
キーワード:ハイブリッド量子系、量子情報科学、磁気共鳴
スピンと超伝導回路で構成されるハイブリッド量子系について紹介する.まずCircuit-QEDのセットアップにおいて電子スピン(本研究の場合はダイヤモンドNV中心)が超伝導量子ビット(量子CPU)のメモリ(量子RAM)として機能することを実証した実験(図a)を紹介する.量子マイクロ波(マイクロ波光子)をスピンRAMへ転送・保存・取り出しに成功した[1,2].
また,Circuit-QEDの技術を応用して超高感度な電子スピン共鳴分光器を開発した(図b).この分光器を用いて,これまで報告されていた 最高値を4桁以上更新する感度でスピンを検出することに成功した[3].更に,固体中のスピンにおいて緩和時間を制御することにも初めて成功した[4].
また,Circuit-QEDの技術を応用して超高感度な電子スピン共鳴分光器を開発した(図b).この分光器を用いて,これまで報告されていた 最高値を4桁以上更新する感度でスピンを検出することに成功した[3].更に,固体中のスピンにおいて緩和時間を制御することにも初めて成功した[4].