2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[22a-P4-1~27] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2016年3月22日(火) 09:30 〜 11:30 P4 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[22a-P4-4] 強相関電子系Ca1-xLaxMnO3におけるC型軌道整列状態の形成

〇(M2)後藤 崇将1、小山 泰正1,2 (1.早大基幹、2.早大材研)

キーワード:強相関電子系、透過型電子顕微鏡

強相関電子系Mn酸化物Ca1-xLaxMnO3(CLMO)には、x = 0.16組成付近にC型軌道整列(COO)状態が存在する。CLMOでのCOO状態の特徴は、無秩序相の対称性が斜方晶系Pnmaであること、軌道整列の出現が構造相転移に関係することである。しかし、COO状態の形成、特に母相となる無秩序斜方晶(DO)状態の特徴については、現在でも不明な点が多い。そこで本研究では、作製したCLMO試料中に出現したDOおよびCOO状態の結晶学的特徴を主に透過型電子顕微鏡で調べた。