2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » CS.6 10.1, 10.2, 10.3のコードシェアセッション「新規スピン操作方法および関連現象」

[22a-W241-1~11] CS.6 10.1, 10.2, 10.3のコードシェアセッション「新規スピン操作方法および関連現象」

2016年3月22日(火) 09:00 〜 12:00 W241 (西2・3号館)

喜多 浩之(東大)

11:15 〜 11:30

[22a-W241-9] SrTiO3 バックゲートを用いたCo極薄膜の電界効果:面方位依存性

中澤 新悟1、大日方 絢2、千葉 大地2、上野 和紀1 (1.東大院総合、2.東大院工)

キーワード:電界効果、Co極薄膜、チタン酸ストロンチウム

強磁性体金属の磁化反転の手法として電界効果が注目され、TMR素子の絶縁層や電解液など様々なゲートを用いた研究が報告されている。前回、我々は低温で非常に高い誘電率を持つSrTiO3 (100)単結晶を基板としてCo 極薄膜を作成し、基板の裏側からゲート電圧を印加することで保磁力Hcを制御したことを報告した。しかし、SrTiO3 (100)面上のCo極薄膜は室温で面内容易軸であり、190 K 以下の低温でのみ垂直容易軸になる。今回、様々な面方位を持つ SrTiO3 基板に Co 極薄膜を作成し、(111) 面でバックゲート電界による保磁力制御を試みたので報告する。