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[22a-W521-12] SuPR-NaP銀電極の表面化学修飾効果:修飾基に応じたキャリア注入効率の変化と経時劣化の抑制
キーワード:印刷電極、表面修飾、表面増強ラマン散乱分光
近年、銀ナノインクと光反応性表面を利用した微細電極印刷法「SuPR-NaP法」が開発された。この電極は表面のナノ構造に起因した増強電場を利用した表面増強ラマン散乱分光法(SERS)により表面の化学基を鋭敏に検知できる。今回はこの銀電極に様々なチオール類を表面修飾し、OFETを作製することでキャリア注入効率の変化を調べた。また、チオールでの表面修飾はOFET性能の経時劣化を抑制する効果があることがわかったのでこれを報告する。