[22a-W631-1~12] 12.2 評価・基礎物性

[22a-W631-8] MD計算によるグラファイト電極と界面を形成するイオン液体の構造化・ダイナミクスと電気二重層形成の解析

宮本 洋雄¹、横田 泰之²、今西 哲士¹、稲垣 耕司³、森川 良忠³、〇福井 賢一¹ (1.阪大院基礎工、2.理研、3.阪大院工)

キーワード：イオン液体、電極界面、電気二重層

イオン液体(BMI-TFSI)とグラファイト電極の界面の構造と各分子のダイナミクスについて分子動力学(MD)計算により解析を行った。負電位の表面では隣接するカチオン密度が中性表面に比べて増加し，カチオンとアニオンの重心がずれることから各層の厚みが増す傾向が見られる。一方，正電位の表面では隣接するアニオンの密度は増加するものの，カチオンと完全に置き換わるものではなく，正負の電位印加で対称な変化ではないことが明らかとなった。