2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[22p-W531-1~7] 12.5 有機太陽電池

2016年3月22日(火) 13:00 〜 14:45 W531 (西5号館)

池上 和志(桐蔭横浜大)

13:30 〜 13:45

[22p-W531-3] 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト薄膜における欠陥構造と分子運動性の分光学的研究(II)

緒方 啓典1,2、稲見 栄一2 (1.法政大院理工学研究科、2.法政大学マイクロ・ナノ研)

キーワード:ハロゲン化鉛系ペロブスカイト薄膜、固体NMR分光法、示差走査熱量分析

ハロゲン化鉛系ペロブスカイト太陽電池デバイスの高効率化にとって、高い結晶性および均一性の高いペロブスカイト薄膜形成は必要不可欠な技術である。同化合物において固有の欠陥が電子物性および太陽電池特性に与える影響の詳細については十分に解明されていない。我々はハロゲン化鉛系ペロブスカイト薄膜中の欠陥構造と相挙動の関係を明らかにすることを目的として、同薄膜の熱分析および各種分光法を用いた研究を行っている。今回は、各種金属酸化物下地層上に作製したCH3NH3PbI3薄膜の相挙動および分子運動性を同単結晶試料と比較した結果について報告する。