2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[5a-A502-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2017年9月5日(火) 09:00 〜 12:15 A502 (502)

宮本 浩一郎(東北大)、須田 隆夫(鹿児島高専)

10:45 〜 11:00

[5a-A502-7] 医薬品用苦味受容膜の劣化要因の調査

椎野 剛史1、巫 霄1、黄 之欽1、鬼武 英弥1、田原 祐助2、矢田部 塁2、都甲 潔1,2、池崎 秀和3 (1.九大シス情、2.九大味覚・嗅覚センサ研究開発センター、3.インテリジェントセンサーテクノロジー)

キーワード:味覚センサ

味覚センサは,味覚を客観的に定量化するセンサである.そのセンサ部には,味質に選択的な応答を示す脂質高分子膜を使用しており,主に脂質,可塑剤,支持材から構成されている.その中でも苦味センサは,苦味を呈する医薬品に選択的に応答するが,室温保存でセンサ応答が低下するという問題があった.本研究では苦味センサ膜の劣化要因の調査を行い,実験結果より脂質高分子膜中の脂質が劣化の主要因であることが示唆された.