2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.3 絶縁膜技術

[5a-C11-1~11] 13.3 絶縁膜技術

6.1と13.3と13.5のコードシェアセッションあり

2017年9月5日(火) 09:00 〜 12:00 C11 (事務室1)

小山 正人(東芝)、大田 晃生(名大)

11:45 〜 12:00

[5a-C11-11] HfO2/SiO2界面における酸素空孔欠陥が及ぼすリーク電流の第一原理計算

高木 謙介1、小野 倫也1,2 (1.筑波大数物、2.筑波大計算セ)

キーワード:半導体、高誘電率材料、酸化ハフニウム

高誘電率材料を用いたMOSFETが以前から研究されており、HfO2有力な候補材料の1つとして挙げられている。一般的に酸化物中に酸素空孔欠陥が生じた場合、リーク電流を引き起こし、デバイス性能を悪化させる要因となる。本研究ではHfO2/SiO2界面付近に酸素空孔欠陥が生じた際のリーク電流を第一原理計算により評価する。その結果HfO2中の酸素欠陥はリーク電流を著しく増大させ、SiO2中の酸素欠陥はリーク電流をほとんど生じさせないことが分かった。