[5a-S43-1~9] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

△ [5a-S43-2] 加速器中性子源を用いた⁶⁴Cuの製造及び精製分離

〇(M2)上田 真輝¹、金 政浩¹、荒木 直人¹、青木 勝海¹、渡辺 幸信¹、井田 博之²、野田 秀作²、井村 亮太²、伊藤 正俊³ (1.九大総理工、2.JFEエンジニアリング、3.東北大CYRIC)

キーワード：医療用RI、加速器中性子源、精製分離

近年、長半減期のPET核種として⁶⁴Cuが注目されている。本研究では、加速器中性子源を用いた⁶⁴Zn(n,p)⁶⁴Cu反応による製造法と、固相抽出法を用いた⁶⁴Cuの精製分離に着目した。東北大学CYRICにて実験を行い、16MeVに加速した重陽子を炭素標的に照射し、中性子を生成する。生成した中性子を^natZnOサンプルに入射し、⁶⁴Cuを製造した。また、固相抽出法による精製分離前後の比放射能を比較することで、87.5%の⁶⁴Cuの抽出に成功したことが分かった。