2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[5p-A202-1~18] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2017年9月5日(火) 13:15 〜 18:00 A202 (202)

島 久(産総研)、西 佑介(京大)

13:15 〜 13:30

[5p-A202-1] Ag/PEO/Pt構造に観測される量子化コンダクタンス

鶴岡 徹1、クリシュナン カーティック1、ムルガナタン マノハラン2、水田 博2、青野 正和1 (1.物材機構、2.北陸先端大)

キーワード:量子化コンダクタンス、金属/高分子/金属構造、原子ポイントコンタクト

高い制御性のある量子化コンダクタンスをAg/ポリエチレンオキシド(PEO)/Pt構造において実現した。バイアス電圧の掃印下において, 10G0以下の量子化コンダクタンスが再現性良く観測された(G0は単一原子コンタクトのコンダクタンス(= 2e2/h)に相当する)。密度汎関数理論を用いた第一原理計算から,観測されたコンダクタンスの振る舞いは原子ポイントコンタクト中のトンネルギャップの形成と構造緩和によって説明できることがわかった。