2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[5p-A301-1~19] 15.4 III-V族窒化物結晶

2017年9月5日(火) 13:15 〜 18:45 A301 (メインホール)

小島 一信(東北大)、本田 善央(名大)、齋藤 義樹(豊田合成)

14:30 〜 14:45

[5p-A301-5] 組成傾斜構造を用いたn型伝導AlInN/GaN多層膜反射鏡

村永 亘1、赤木 孝信1、吉田 翔太郎1、竹内 哲也1、上山 智1、赤﨑 勇1,2 (1.名城大理工、2.名古屋大赤崎記念センター)

キーワード:多層膜反射鏡、AlInN/GaN、組成傾斜

我々はn型伝導を示すAl0.82In0.18N/GaN DBRを用いたVCSELの室温連続発振を報告した。その際、組成傾斜層を用いずとも良好な導電性が得られた。一方で、この40ペアDBRの反射率は理論値(99.9%)より低い99.4%であった。本研究では、n型伝導AlInN/GaN DBRのさらなる反射率の改善のための界面制御と、それに伴う導電性制御に関して検討した。その際、より急峻な界面を有するDBRでは意図的に組成傾斜層を用いる必要があったことを報告する。