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[5p-A504-7] コマ型フタロシアニンの集合状態に依存した電子状態変化
キーワード:光電子分光、フタロシアニン
有機半導体の性能を考える上で、分子間相互作用の電荷移動機構へ与える影響は無視できない。二塩化錫フタロシアニンはPc環からCl原子が張り出したコマ型の構造を持つ。その特徴的な構造を持つことで現れる単分子層膜での特異な集合状態と電子状態の相関について我々は研究している。今回は加熱によるSnCl2Pc単層膜の構造と電子状態変化を低速電子線回折、紫外光電子分光、X線光電子分光法、準安定励起原子電子分光法を用いて考察した。