3:45 PM - 4:15 PM
[5p-C16-5] Diversity of organic luminescence molecules-TADF, Laser and long persistent luminescence-
Keywords:TADF, Laser, long persistent luminescence
下図には、現在まで報告されている発光分子とその発光寿命の関係を示す。近年では、有機レーザー1)、OLED用の発光材料2)、蓄光材料3) 等の多様なフォトニクスデバイスへの展開が進められている。特に熱活性化遅延蛍光分子(TADF)は、励起三重項から一重項状態への高効率な系間交差(ISC)を実現し、電流励起下において100%の電気-光変換の量子効率を実現した2)。現在、逆系間交差速度(kRISC)は106程度の値を達成しているが、より高速なkRISCを実現するための分子設計が望まれている。また、有機半導体レーザーにおいては、固体薄膜において、30msの連続発振が可能となり2)、大きな進展が得られている。本講演では、TADFと有機半導体レーザーに絞り、現在の到達点から将来の分子設計について言及したい。