2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[5p-C16-1~6] 新物質/量子構造に基づく発光デバイス研究の最前線と展望

2017年9月5日(火) 13:15 〜 16:45 C16 (研修室1)

國本 崇(徳島文理大)、野口 裕(明治大)

16:15 〜 16:45

[5p-C16-6] 有機ELの最前線

城戸 淳二1 (1.山形大院有機材料)

キーワード:有機EL

1980年代後半から実用化に向けて本格的な研究開発がスタートした有機EL素子は、97年に実用化が始まった。現在ではスマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、などの表示部に使用されており、大型テレビも実用化が始まった。今後は、低コスト化し、液晶と競合しながら大型テレビ分野において市場占有率を高めていくと期待されている。また、照明用全固体型発光デバイスとしては、白色無機半導体発光ダイオード(LED)がすでに普及モードに入り、液晶ディスプレイのバックライトばかりでなく照明器具としても普及し始めている。したがって、照明分野では有機ELは白色LEDと競合することになる。本稿では有機EL研究開発および実用化への取り組みについて報告する。