[5p-PA3-1~46] 12.5 有機太陽電池

[5p-PA3-30] ドープしたSnO₂を電子輸送層に用いたぺロブスカイト型太陽電池の
作製および特性評価

〇(M1)木内 宏弥¹、竹内 大将¹、牛腸 雅人²、伊東 和範²、小林 敏弥²、深澤 祐輝²、大仲 友子²、緒方 啓典^1,2,3 (1.法政大院、2.法政大生命科学、3.法政大ﾏｲｸﾛ・ﾅﾉ研)

キーワード：ペロブスカイト太陽電池

ペロブスカイト太陽電池の大規模製造には、低温プロセスで作成ｍ可能な電子輸送層が望ましいが、電子輸送層（コンパクト層とメソポーラス層）として酸化チタンが用いられている一般的なペロブスカイト太陽電池では、TiO2層の成膜に高温処理が必要である。一方、SnO2は電子移動度が高く、有望な電子輸送層であると考えられる。また、TiO2よりも低い温度で成膜することが可能であり、製造プロセス上大きなメリットがある。電子輸送層としてSnO2を用いたペロブスカイト太陽電池が報告されているが、その変換効率はTiO2を用いた場合よりも低く、さらなる改善が必要とされている。本研究では、電子輸送層として不純物元素をドープしたSnO 2層を作成し、その電子物性を明らかにするとともに、それらを用いたペロブスカイト太陽電池を作製し、その電荷輸送特性および太陽電池特性について系統的に調べた。