2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[5p-S43-1~13] 2.2 検出器開発

2017年9月5日(火) 13:15 〜 16:45 S43 (第3会議室)

人見 啓太朗(東北大)、前畑 京介(九大)

13:30 〜 13:45

[5p-S43-2] 希ガスのK吸収端を利用した高解像X線イメージングの検討

藤原 健1、三津谷 有貴2、豊川 弘之1、高橋 浩之2 (1.産総研、2.東大工)

キーワード:ガス検出器、X線、イメージング

本研究ではGlass GEMと組み合わせるガスにシンチレーションガス(Ar/CF4)を用い、さらに暗箱・ミラー・冷却CMOSカメラと組み合わせた新しい検出器(Scintillating Glass GEM)を開発した。マンモグラフィやX線顕微鏡などに要求される100μm以下の空間分解能を達成するためにはArガスをベースした検出器には物理的な限界がある。そのため本研究では、新しくより元素番号が大きく、光電子の飛程が短いKrガスをベースとしたガスを用いて、希ガスに含まれる元素のK吸収端付近の飛程の短さを利用した高分解能イメージング装置を開発について述べる。