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[6a-A204-8] キャリア熱緩和・取り出し時間を含む太陽電池の非平衡理論
キーワード:太陽電池、SQ限界、非平衡理論
太陽電池の変換効率限界についてShockleyとQueisserによるSQ理論が古くから知られシリコンでは29.5 %程度の値が見積もられる。一方、SQ理論では複数の強い条件が前提として用いられる。例えば(1)光キャリアが瞬時に熱化し擬熱平衡分布を形成すること、(2)光生成キャリアが瞬時に電極に取り出されること、の二点がある。今回、有限時間の熱緩和及び取り出しダイナミクスを考慮したモデルを用い、非平衡状態も記述できる枠組みへと理論拡張を行った。