2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

[6a-A404-1~11] 13.7 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

3.11と13.7のコードシェアセッションあり

2017年9月6日(水) 09:00 〜 12:00 A404 (404)

井原 章之(情通機構)

09:00 〜 09:15

[6a-A404-1] グラフェン量子ドットにおけるゼロバイアスアノマリーの観測

金井 康1、モハメド アルモクタール1,2、小野 尭生1、井上 恒一1、松本 和彦1 (1.阪大産研、2.アシュート大学)

キーワード:グラフェン、量子ドット、近藤効果

グラフェン量子ドットを作製したところ、クーロンブロッケード領域においてゼロバイアスアノマリーを検出した。このゼロバイアスアノマリーは近藤効果によって生じた可能性がある。磁場を印加するにつれてゼロバイアスのコンダクタンスピークが弱くなって行くことから、磁場によって量子ドット中のスピン縮退が解けて近藤共鳴準位が弱くなることと一致したが、予想されるよりも弱い磁場でコンダクタンスピークが消失した。