[6a-A404-1~11] 13.7 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

[6a-A404-3] GaSb/AlSb多重量子井戸におけるスピン緩和時間の観測

〇中村 雄一¹、Li Lianhe²、山田 築¹、亀崎 拓也¹、Linfield Edmund²、竹内 淳¹ (1.早大先進理工、2.リーズ大)

キーワード：スピン緩和、GaSb/AlSb多重量子井戸、ポンププローブ法

本研究では、GaSb/AlSb多重量子井戸のスピン緩和を時間分解ポンププローブ法によって調べた。その結果、10 Kでのスピン緩和時間は38psであり、10 Kから200 Kではスピン緩和時間の負の温度依存性が確認された。Sbを含んだ多重量子井戸におけるスピン緩和の報告はまだ多くはなく、今後のスピン緩和機構の解明に貢献し得るという点で重要な意味を持つものと考えられる。