2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

[6a-A404-1~11] 13.7 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

3.11と13.7のコードシェアセッションあり

2017年9月6日(水) 09:00 〜 12:00 A404 (404)

井原 章之(情通機構)

10:30 〜 10:45

[6a-A404-6] 効果的な洗浄工程によるペロブスカイト量子ドットLEDの高効率化

保志 圭吾1、千葉 貴之1、夫 勇進1、武田 裕也1、林 幸宏1、大久 哲1、城戸 淳二1 (1.山形大学有機材料システム)

キーワード:量子ドット、洗浄プロセス、発光デバイス

全無機物型ペロブスカイト量子ドット(PeQDs)は、ハロゲンイオンの選定により、可視域の発光色を容易に制御でき、塗布プロセスによる成膜が可能であることから近年注目されている。本研究では、PeQDsの洗浄溶媒により配位子の被覆率に変化を及ぼすことに着目した。極性の異なる溶媒で洗浄した結果、極性の低い酢酸ブチルでPLQY42%と高くなり、外部量子効率でも8.73%と世界最高効率を示すことから、PeQDsの界面制御の有望性を示した。