[6a-A501-1~12] 12.5 有機太陽電池

△ [6a-A501-12] ラマン分光法によるPCPDTBT:PC₇₁BM混合膜の気体アニール効果の解析

〇岩沢 康宏¹、小嶋 萌¹、古川 行夫¹ (1.早大先進)

キーワード：有機薄膜太陽電池、ラマン分光法、気体アニーリング

気体アニールによるPCPDTBT: PC₇₁BM混合膜の固体構造変化を、ラマン分光法により解析した．CS₂気体アニール前後の532 nmラマンスペクトルを測定し，PCPDTBTとPC₇₁BM両方の固体構造を解析した．1350 cm^-1バンドを結晶由来のバンドとアモルファス由来のバンドに分割した．相対強度の変化から，アニールによりPCPDTBTの結晶領域の割合が増加したことがわかった．また，PCPDTBTが基板に対して分子鎖が平行に配向したことや，PC₇₁BMが混合膜中でアモルファス状態であることがわかった．