2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[6a-A502-1~14] 9.1 誘電材料・誘電体

2017年9月6日(水) 09:00 〜 12:45 A502 (502)

永田 肇(東理大)、和田 智志(山梨大)、上野 慎太郎(山梨大)

11:45 〜 12:00

[6a-A502-11] (K,Na)NbO3系強誘電体の強誘電特性、結晶・電子構造の組成依存

井手本 康1、〇平沢 良明1、石田 直哉1、北村 尚斗1 (1.東理大理工)

キーワード:結晶構造

現在、様々な電子機器に使用されている強誘電体材料としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が挙げられるが、酸化鉛が毒性を有することから、鉛フリー材料の開発が行われている。PZTにおけるモルフォトロピック相境界(MPB)に類似した構造をもつニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)は有望な無鉛代替材料と考えられている。しかし、相境界における特性、結晶構造については未だ未解明な部分が多い。そこで本研究では、(K0.45Na0.55)NbO3にMgTiO3, CaTiO3, MgZrO3, CaTiO3を固溶し、放射光X線回折を用いた結晶・電子構造解析を行うことで、固溶による強誘電特性への影響を明らかにすることを目的とする。