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[6a-PA3-7] 励起位相変調を用いた非線形相互作用による高感度テラヘルツ波検出
キーワード:テラヘルツ波、非線形光学
差周波発生によるテラヘルツ波発生では,非線形光学結晶内においてポンプ光の減少及びシグナル光の増加を伴いながらテラヘルツ波周波数に対応する非線形分極を励起する。励起光入射界面における非線形分極に初期値を与え,結晶外部から励起光と同軸にテラヘルツ波が入射した場合を数値解析した。このとき,ポンプ光の位相をpiずらすことで励起光の挙動が反転した。すなわち,周期的に位相変調することで,テラヘルツ波入射時にのみ周期的な励起光強度反転信号が発生する。これを利用し,高感度テラヘルツ波検出を実現する。