2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[6a-S43-1~9] 2.2 検出器開発

2017年9月6日(水) 09:30 〜 11:45 S43 (第3会議室)

青木 徹(静岡大)

10:15 〜 10:30

[6a-S43-4] GdTaO4単結晶を用いた高感度光ファイバ型放射線モニタの開発

畠山 修一1、上野 克宜1、上野 雄一郎1、田所 孝広1、鎌田 圭2、村上 力輝斗2、吉川 彰2 (1.日立研開、2.東北大未来科学技術共同研究センター)

キーワード:光ファイバ、放射線モニタ、単一光子計測

運転中の原子炉建屋内に光ファイバ型放射線モニタを適用するには、自然放射線レベルの放射線を監視可能なγ線検出感度が必要である。本研究では光ファイバ型放射線モニタの高感度化を目的に、高密度GdTaO4(8.8 g/cm3)に3価の希土類元素(Eu)を添加した単結晶(GdTaO4:Eu)を検知部に適用した放射線モニタを試作し、線量率線形性を評価した。検出下限は7.0×10-5 mGy/h、測定精度は±4%F.S. 以内となり、7.0×10-5 ~ 1 mGy/hにおいて線量率線形性が確認され、実機適用可能な見通しを得た。