[6p-A401-1~14] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[6p-A401-11] リチウムイオン電池用シリコン負極の表面被覆による充放電特性の向上

〇日置 龍矢¹、春田 正和¹、木島 友規¹、土井 貴之¹、稲葉 稔¹ (1.同志社大)

キーワード：リチウムイオン電池、シリコン負極

次世代リチウムイオン電池用の大容量負極として、従来の黒鉛負極に比べて10倍以上の蓄電容量を有するシリコン(Si)が注目されている。しかしその初回充放電時のクーロン効率は従来の黒鉛系負極に比べ低い。その主な要因として、電解液の不可逆な還元分解に伴う表面被膜の生成が挙げられる。本研究では、その表面被膜にはLiFが含まれることに注目し、予めSi薄膜上にLiF被膜を人工的に形成することにより更なる充放電特性の向上を図った。