2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.4】3.11 フォトニック構造・現象,13.7 ナノ構造・量子現象のコードシェアセッション

[6p-A405-1~22] 【CS.4】3.11 フォトニック構造・現象,13.7 ナノ構造・量子現象のコードシェアセッション

2017年9月6日(水) 13:15 〜 19:30 A405 (405+406)

浅野 卓(京大)、岩本 敏(東大)、中岡 俊裕(上智大)

14:30 〜 14:45

[6p-A405-5] 量子ドット-ナノ共振器-細線導波路結合系における単一光子発生の観測

勝見 亮太1、太田 泰友2、角田 雅弘2、宮澤 俊之3、竹本 一矢3、岩本 敏1,2、荒川 泰彦1,2 (1.東大生研、2.東大ナノ量子機構、3.富士通研)

キーワード:単一光子、量子ドット、集積量子光回路

自己形成半導体量子ドット(QD)は高速・決定論的動作が可能な固体単一光子源であり、そのオンチップ量子光回路への集積を目指した研究が急速に進展しつつある。一方、個々のQDは発光波長のばらつきを有するため、異なるQD同士の可干渉性を担保したままの複数同時集積はこれまで実現されていない。そこで我々はこの課題を解決する手法として、近しい発光波長を有するQDのプレスクリーニングと転写プリント法による量子光回路への実装を検討している。前回の登壇では、QD-フォトニック結晶(PhC)ナノ共振器-細線導波路結合系の作製と、構造間における光学的結合の観測を報告した。今回は同手法により作製した試料において導波路を介した単一光子発生の観測に成功したので報告する。