[6p-A414-1~21] 3.8 光計測技術・機器

[6p-A414-5] 天体の視線速度観測用高分散分光器の波長校正用光周波数コムの開発Ⅲ
-岡山天体物理観測所への設置とテスト観測-

〇稲場 肇^1,5、中村 圭佑^1,5、大久保 章^1,5、シュラム マルテ^3,5、山本 宏樹^2,5、石川 純^1,5、洪 鋒雷^1,2,5、美濃島 薫^1,4,5、神戸 栄治^3,5、筒井 寬典^3,5、泉浦 秀行^3,5、大苗 敦^1,5 (1.産総研、2.横国大、3.国立天文台、4.電通大、5.JST, ERATO美濃島IOS)

キーワード：光コム、天文コム、高分散分光器

系外惑星の探索、宇宙加速を直接測定する装置のための基礎的研究を目的として、国立天文台岡山天体物理観測所（OAO）188 cm 望遠鏡用の高分散分光器 （HIDES）の波長基準光源として、いわゆる「天文コム」を開発している。この計画では、最終的に波長 380 nm～540 nm をカバーし、コムのモード周波数間隔が 20 - 50 GHzの光コム開発を目指している。本講演では、主に光共振器によるコム・モードの切り出しを中心に、現在までに得られている結果を述べる。