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△ [6p-A501-14] コロイド量子ドット薄膜における高い正孔移動度
キーワード:量子ドット、高い正孔移動度、P型
量子ドット(QD)ドーピングは、太陽電池、発光ダイオード(LED)、熱電デバイスなどの多くの用途にとって非常に重要である。 N型QD膜ではヒドラジンやハライドイオン(I-、Br-、Cl-)のような配位子でキャッピングすることで作られている。一方でp型QD膜では大部分が空気酸化によって作られているが、 空気中の酸化制御は非常に難しく、実用性に乏しい。 今回、新しいチオフェン類リガンドを配位子にすることによってP型硫化鉛(PbS)QD膜制御に成功し、SiO2ゲート電界効果トランジスタにおける0.02 cm2V-1s-1の最高正孔移動度を得ることができた。 この研究成果は高性能な太陽電池への応用が期待できる。