[6p-PB1-1~8] 9.1 誘電材料・誘電体

[6p-PB1-3] 種々の焼結法を用いたBiFeO₃系圧電セラミックスの作製と物性評価

〇(M1C)相澤 朋弥¹、上野 慎太郎¹、藤井 一郎¹、和田 智志¹ (1.山梨大院)

キーワード：圧電体、鉄酸ビスマス

我々は強誘電体に見られるマクロドメインとナノドメインを導入することで、高い圧電応答の起源とされるドメイン壁が高密度で形成され、優れた圧電特性を有する鉛フリー圧電材料を作製できると考えている。リラクサー挙動を示すBaTiO₃-Bi(Mg_0.5Ti_0.5)O₃(BT-BMT)と強誘電体であるBiFeO₃(BF)の固溶体であるBT-BMT-BFセラミックスを固相法により作製し、ドメイン構造を観察した結果、0.3BT-0.1BMT-0.6BFセラミックスにおいて、マクロドメインとナノドメインの共存した構造が確認された。