[6p-PB5-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[6p-PB5-6] 架橋脂質二分子膜における秩序液体相／液晶相の分離と不飽和脂質濃度

原田 幸輝¹、中谷 悠人¹、田村 勝¹、大嶋 梓²、中島 寛²、〇住友 弘二¹ (1.兵庫県立大工、2.NTT物性基礎研)

キーワード：脂質二重膜、相分離、ラフト様構造

不飽和脂質・飽和脂質・コレステロールを混合した三元系では，秩序液体相／液晶相の相分離が観察され，ラフト様構造のモデルとしても研究されている．Si基板上に形成した微小井戸をシールする脂質二分子膜は，人工的な細胞膜モデルとして膜タンパク質の機能する場を提供するが，秩序液体相の安定な保持はできなかった．脂質混合比によって，架橋膜の相分離構造を制御することを試みた．