2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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[6p-S21-1~7] 国際リニアコライダー計画とその技術

2017年9月6日(水) 13:30 〜 17:30 S21 (パレスA)

岸本 祐二(KEK)、鳴海 一雅(量研機構)

13:30 〜 14:15

[6p-S21-1] ILC計画とその科学的意義

相原 博昭1 (1.東大理)

キーワード:国際リニアコライダー、素粒子物理学、ヒッグス粒子

前世紀には実験と理論の激しい相乗作用によって素粒子物理学の標準理論が構築された。2012年にCERN(欧州原子核研究機構)のLHCでの実験で素粒子の質量の起源であるヒッグス粒子が発見された。ヒッグス粒子の詳細研究は標準理論を超える物理の発見につながる。国際リニアコライダー計画(ILC)では衝突エネルギー250GeVで走りヒッグス粒子を大量に生成しその詳細を明らかにし、超対称性理論などの標準理論を超える方向を決定する。