2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノワイヤ・ナノ粒子

[6p-S44-1~21] 9.2 ナノワイヤ・ナノ粒子

2017年9月6日(水) 13:15 〜 19:00 S44 (第5会議室)

深田 直樹(物材機構)、石川 史太郎(愛媛大)、清水 智弘(関西大)

17:30 〜 17:45

[6p-S44-16] UV レーザー照射したシード層上へのZnO ナノロッド成長

張 栖岩1、本田 光裕1、市川 洋1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:レーザー照射、水熱合成、ZnO ナノロッド

酸化亜鉛(ZnO)ナノロッドは、高いアスペクト比を持つ機能性ナノ材料である。その形状と大きな比表面積が着目され、フォースセンサーなど様々な素子への応用が期待されている。ZnOナノロッドは、基体上に形成された薄膜(シード層)上に成長させることができ、その形態はシード層の結晶性に依存することが知られている。ナノロッドの大面積成長が可能な水熱合成法では、シード層を高温でアニールすることが必要であった[1, 2]。一方で、紫外レーザー照射は無機酸化膜の結晶性の向上に効果があると報告されている[3]。本研究では、ZnOナノロッド作製プロセスの低温化を目論見、ZnOが完全に吸収される紫外レーザーパルス光をシード層に照射し、水熱合成法で成長するZnOナノロッドの形態を調べた。