2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.3 シリコン系太陽電池

[7a-A204-1~9] 16.3 シリコン系太陽電池

2017年9月7日(木) 09:00 〜 11:45 A204 (204)

大平 圭介(北陸先端大)

10:30 〜 10:45

[7a-A204-5] 屋外でのPID現象加速試験設備の構築と実験例

櫻井 啓一郎1、小川 錦一1、佐藤 梨都子1、秋富 稔1、森永 亮1、井上 昌尚1、増田 淳1 (1.産総研)

キーワード:太陽電池モジュール、PID、散水

太陽電池モジュールの経年劣化要因の一つに、potential induced degradation (PID) 現象が挙げられる。その進行には温度や光照射、カバーガラス表面の水濡れの状態等の屋外曝露にともなう様々な要因が影響し、またストレスのかかっていない状態では時間と共に回復もすることが知られている。そこでなるべく実環境に即して加速試験を行うべく、屋外でのPID現象加速試験設備(OPAT)を構築した。内製の多結晶シリコン太陽電池モジュールを用いて、常時散水するグループと、特に散水しないグループに分けて曝露試験を行ったところ、散水により顕著なPID加速効果が得られることを確認した。