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[7a-PA4-5] キラル分子からの円偏光高次高調波発生
キーワード:高次高調波発生、キラリティ、光電子分光
今回我々は、3ステップモデルにおける再結合では分子の対称性が再衝突確率に反映され、鏡像異性体の関係にあるキラル分子の違いを観測することができると考えた。そこでキラル化合物であるR-Limoneneを用いて高次高調波を生成し、発生効率の次数依存性を観測することでキラリティの観測を試みた。すると、R-Limoneneからの高次高調波生成は円偏光の回転方向によって異なり、高次高調波発生による分子のキラリティ検出を初めて実証した。