2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[7a-S21-1~7] 13.10 化合物太陽電池

2017年9月7日(木) 09:30 〜 11:15 S21 (パレスA)

荒木 秀明(長岡高専)

11:00 〜 11:15

[7a-S21-7] ZnSnP2太陽電池におけるバッファー層/光吸収層間のバンドアライメント

中塚 滋1、明里 駿祐2、CHANTANA Jakapan2、峯元 高志2、野瀬 嘉太郎1 (1.京大院工、2.立命館大)

キーワード:化合物半導体太陽電池、バンドアライメント

安価で安全な元素で構成されるII-IV-V2 カルコパイライト型化合物ZnSnP2 は1.6 eV 程度の直接遷移型バンドギャップを有し, 光吸収係数が可視光領域において105 cm-1 程度であることから新たな太陽電池材料として期待される. 本研究グループは, これまでにZnSnP2バルク結晶を用いて変換効率2%を報告している. 今回の発表ではバッファー層/光吸収層間のバンドアライメントを行うことで変換効率3.4%を持つ太陽電池セル(Al/AZO/ZnO/CdZnS/ZnSnP2/Cu)の作製に成功した.