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[7a-S43-3] 超伝導転移端センサによる重粒子線カロリメトリ
キーワード:超伝導、転移端センサ
有効な重イオン癌治療を実現するため、重イオンビームでの吸収線量の精密測定が必要である。そこで、高精度荷電粒子検出器のための超伝導転移端センサ(TES)を開発し、錫吸収材に結合したIr/Au-TESを用いて、重粒子線の測定を行った。Heイオンビームの実験では、温度変化が遷移領域を超えたため入射信号は完全に飽和したが、観測された入射信号の飽和時間はLETの積分から計算される錫吸収材内部の損失エネルギーに依存した。